古都・奈良の秋の風物詩ともいえる正倉院展は今年で61回を数えます。今年は初出陳12件を含む66件の宝物が出陳(しゅっちん)されますが、天皇陛下御即位二十年を記念し、正倉院宝物を代表する数多くの優品が展示室に揃います。
 光明皇后(こうみょうこうごう)の手になる楽毅論(がっきろん)は、皇后御自身の筆跡を伝える貴重な宝物です。書聖・王羲之(おうぎし)の書を臨書(りんしょ)したものですが、そのお人柄が伝わるような筆致が随所にみられます。また聖武天皇(しょうむてんのう)の御遺愛品として帯の残欠である斑貝鞊?御帯残欠(はんばいきつまくのおんおびざんけつ)や帯から下げる佩飾品(はいしょくひん)である緑牙撥鏤把鞘御刀子(りょくげばちるつかさやのおんとうす)が展示されます。
 工芸品では、白色の螺鈿と赤色の琥碧(こはく)のコントラストが美しい平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう)、重厚なシタン地に華やかなモザイク文様を施した紫檀木画槽琵琶(したんもくがそうのびわ)、花形の角をつけた鹿を大胆にあしらった異国情緒あふれる金銀花盤(きんぎんのかばん)、鮮やかな彩色が天平文化の華やかさを今に伝える粉地彩絵箱(ふんじさいえのはこ)など数々の優品が展示室に会します。
 このほか、天皇が豊作を祈願して田を耕し、皇后が蚕室(さんしつ)を掃いて蚕神(さんしん)を祀る儀式に用いられた儀式用具や伎楽(ぎがく)・高麗楽(こまがく)といった当時の芸能に関する宝物、地図や文書など当時の社会生活を今日に伝える宝物も出陳されます。
 一年に一度、遙か天平の昔を身近に感じられるこの機会に、宝物の魅力を存分にご堪能いただければ幸いです。

南倉 紫檀木画槽琵琶

会 期

平成21年(2009)10月24日(土)~11月12日(木) 全20日

会 場

奈良国立博物館 東・西新館

休館日

会期中無休

開館時間

午前9時~午後6時
※金曜日、土曜日、日曜日、11月3日(祝)は午後7時まで
※入館は閉館の30分前まで

観覧料金

 当日前売・団体オータムレイト
一般1,000円900円700円
高大生700円600円500円
小中生400円300円200円

出陳品

66件(北倉11件、中倉25件、南倉28件、聖語蔵3件)、
うち初出陳12件。

展覧会目録

「御即位二十年記念 第61回正倉院展」
日本語版 A4版 予価 1,200円
英語版 A5版 予価 800円
※図録の購入はこちら

公開講座

終了いたしました

平成21年(2009)10月24日(土)「正倉院の宝飾鏡」
成瀬正和(宮内庁正倉院事務所保存課長)

平成21年(2009)10月25日(日)「金銀花盤をめぐって」
稲垣肇(MIHO MUSEUM 学芸部副部長)

平成21年(2009)11月 3日(火・祝)「正倉院木工品と木彫の成立」
鈴木喜博(当館学芸部上席研究員)

平成21年(2009)11月 7日(土)「光明皇后の楽毅論について」
西山厚(当館学芸部長)

ボランティア解説

終了いたしました

当館ボランティアによる解説

  1. 午前10時~
  2. 午前11時~
  3. 午前12時~
  4. 午後1時30分~
  5. 午後2時30分~

会期中のイベント

終了いたしました

正倉院学術シンポジウム2009「皇室と正倉院宝物」

「留学生の日」

「野点のお茶会」

「いけばなの展示」

 光明皇后の発願により建立された法華寺に伝わる「法華寺小池御流」のいけばなを展示します。

写真展「皇室の方々と正倉院展」

 今までに正倉院展を訪れた皇室の方々の写真を展示します。

主 催

奈良国立博物館

協 賛

NTT西日本、近畿日本鉄道、JR東海、JR西日本、ダイキン工業、大和ハウス工業、帝塚山学園・帝塚山大学、日本生命、白鶴酒造

特別協力

読売新聞社

協 力

NHK奈良放送局、奈良テレビ放送、日本香堂、仏教美術協会

関連リンク

特別展・特別陳列

特別展

御即位二十年記念 第61回 正倉院展

 古都・奈良の秋の風物詩ともいえる正倉院展は今年で61回を数えます。今年は初出陳12件を含む66件の宝物が出陳(しゅっちん)されますが、天皇陛下御即位二十年を記念し、正倉院宝物を代表する数多くの優品が展示室に揃います。
 光明皇后(こうみょうこうごう)の手になる楽毅論(がっきろん)は、皇后御自身の筆跡を伝える貴重な宝物です。書聖・王羲之(おうぎし)の書を臨書(りんしょ)したものですが、そのお人柄が伝わるような筆致が随所にみられます。また聖武天皇(しょうむてんのう)の御遺愛品として帯の残欠である斑貝鞊?御帯残欠(はんばいきつまくのおんおびざんけつ)や帯から下げる佩飾品(はいしょくひん)である緑牙撥鏤把鞘御刀子(りょくげばちるつかさやのおんとうす)が展示されます。
 工芸品では、白色の螺鈿と赤色の琥碧(こはく)のコントラストが美しい平螺鈿背円鏡(へいらでんはいのえんきょう)、重厚なシタン地に華やかなモザイク文様を施した紫檀木画槽琵琶(したんもくがそうのびわ)、花形の角をつけた鹿を大胆にあしらった異国情緒あふれる金銀花盤(きんぎんのかばん)、鮮やかな彩色が天平文化の華やかさを今に伝える粉地彩絵箱(ふんじさいえのはこ)など数々の優品が展示室に会します。
 このほか、天皇が豊作を祈願して田を耕し、皇后が蚕室(さんしつ)を掃いて蚕神(さんしん)を祀る儀式に用いられた儀式用具や伎楽(ぎがく)・高麗楽(こまがく)といった当時の芸能に関する宝物、地図や文書など当時の社会生活を今日に伝える宝物も出陳されます。
 一年に一度、遙か天平の昔を身近に感じられるこの機会に、宝物の魅力を存分にご堪能いただければ幸いです。

南倉 紫檀木画槽琵琶

会 期

平成21年(2009)10月24日(土)~11月12日(木) 全20日

会 場

奈良国立博物館 東・西新館

休館日

会期中無休

開館時間

午前9時~午後6時
※金曜日、土曜日、日曜日、11月3日(祝)は午後7時まで
※入館は閉館の30分前まで

観覧料金

 当日前売・団体オータムレイト
一般1,000円900円700円
高大生700円600円500円
小中生400円300円200円
  • 団体は責任者が引率する20名以上です。
  • オータムレイトチケットは、閉館の1時間30分前以降に販売する当日券の料金です。(販売は当館当日券売場のみ)オータムレイトチケットの購入者には、記念品を進呈します。
  • 障害者手帳をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料です。
  • 11月12日(木)は天皇陛下御即位二十年を慶祝し、無料観覧日となります。(来場者多数の場合は、入場いただけないことがあります。あらかじめご了承ください)
  • この観覧料金にて平常展もご覧になれます。
  • 前売券は下記の窓口にて販売します。
    当館観覧券売り場(9月24日から10月23日まで販売)、近鉄の主要駅、JR西日本の主要駅、ローソンチケット(Lコード:55500)、
    電子チケットぴあ・ファミリーマート・サークルKサンクス(Pコード:688-861)、CNプレイガイド、セブンイレブン、JTB、日本旅行、
    ジェイアール東海ツアーズ、近畿日本ツーリスト、イープラス(以上、9月24日から11月11日まで販売)
  • 前売券の有効期限は10月24日から11月11日まで。
  • 11月1日(日)は団体入場を中止します。
  • 10月31日(土)・11月1日(日)・11月3日(火・祝)は、博物館の周辺道路で通行規制がおこなわれます。
  • 館内は連日大変な混雑が予想されます。ベビーカーの使用はご遠慮ください。

出陳品

66件(北倉11件、中倉25件、南倉28件、聖語蔵3件)、
うち初出陳12件。

展覧会目録

「御即位二十年記念 第61回正倉院展」
日本語版 A4版 予価 1,200円
英語版 A5版 予価 800円
※図録の購入はこちら

公開講座

終了いたしました

平成21年(2009)10月24日(土)「正倉院の宝飾鏡」
成瀬正和(宮内庁正倉院事務所保存課長)

平成21年(2009)10月25日(日)「金銀花盤をめぐって」
稲垣肇(MIHO MUSEUM 学芸部副部長)

平成21年(2009)11月 3日(火・祝)「正倉院木工品と木彫の成立」
鈴木喜博(当館学芸部上席研究員)

平成21年(2009)11月 7日(土)「光明皇后の楽毅論について」
西山厚(当館学芸部長)

  • 各回とも開講は午後1時30分(開場午後1時)。
  • 会場:当館講堂。聴講無料。定員196名(先着順)。
  • 午後1時より講堂入口にて入場券を配布します。

ボランティア解説

終了いたしました

当館ボランティアによる解説

  • 正倉院展会期中毎日5回、30分程度。当館講堂にて。
  • 入館者の聴講自由。
  • 公開講座のある日(10/24・10/25・11/3・11/7)の午後は中止となります。
  1. 午前10時~
  2. 午前11時~
  3. 午前12時~
  4. 午後1時30分~
  5. 午後2時30分~

会期中のイベント

終了いたしました

正倉院学術シンポジウム2009「皇室と正倉院宝物」

  • 日程:10月31日(土) 午後1時~4時50分
  • 会場:奈良県新公会堂 レセプションホール
  • 料金:無料
  • 定員:280名~300名(事前申込制、申込多数の場合は抽選)

「留学生の日」

  • 日程:11月2日(月) 午前9時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
  • 内容:留学生の方は「正倉院展」及び「平常展」の観覧料金が無料となります。入館の際、新館あるいは本館入口にて学生証等をご提示ください。

「野点のお茶会」

  • 日程:会期中毎日 午前10時から午後4時30分
  • 場所:奈良国立博物館 西新館 南側ピロティ
  • 料金:500円

「いけばなの展示」

 光明皇后の発願により建立された法華寺に伝わる「法華寺小池御流」のいけばなを展示します。

  • 日程:会期中毎日
  • 会場:奈良国立博物館 西新館1階ロビー

写真展「皇室の方々と正倉院展」

 今までに正倉院展を訪れた皇室の方々の写真を展示します。

  • 日程:会期中毎日
  • 会場:奈良国立博物館 西新館

主 催

奈良国立博物館

協 賛

NTT西日本、近畿日本鉄道、JR東海、JR西日本、ダイキン工業、大和ハウス工業、帝塚山学園・帝塚山大学、日本生命、白鶴酒造

特別協力

読売新聞社

協 力

NHK奈良放送局、奈良テレビ放送、日本香堂、仏教美術協会

関連リンク

主な出陳品

北倉5 緑牙撥鏤把鞘御刀子
[りょくげばちるつかさやのおんとうす]

(小刀) 1口
全長18.7cm

北倉3 楽毅論
[がっきろん]

(光明皇后御書) 1巻
縦25.3cm 長84.0cm

北倉42 漆背金銀平脱八角鏡
[しっぱいきんぎんへいだつのはっかくきょう]

(金銀飾りの鏡) 1面
長径28.5cm 縁厚0.6cm 重2928.6g

南倉70 平螺鈿背円鏡
[へいらでんはいのえんきょう]

(螺鈿飾りの鏡) 1面
径39.3cm 縁厚0.9cm 重5410g

南倉101 紫檀木画槽琵琶
[したんもくがそうのびわ]

(琵琶) 1面
全長98.7cm 最大幅41.7cm

中倉174 桑木木画棊局
[くわのきもくがのききょく]

(寄木細工の碁盤) 1基
縦52.0cm 横51.9cm 高15.5cm

南倉1 伎楽面 呉女
[ぎがくめん ごじょ]

(伎楽の面) 1面 
縦31.0cm 横21.2cm 
※初出陳

南倉1 伎楽面 力士
[ぎがくめん りきし]

(伎楽の面) 1面
縦35.9cm 横23.5cm

南倉174 金薄絵馬頭
[きんぱくえのうまのかしら]

(楽舞用の駒形) 1面
長31.6cm

中倉202 十二支彩絵布幕
[じゅにしさいえのぬののまく]

(十二支の幕) 4片
(龍)縦71.0cm 横121.1cm (鶏)縦33.0cm 横32.0cm
(猪)縦69.0cm 横114.8cm (不明)縦28cm 横21.5cm

南倉75 子日目利箒
[ねのひのめとぎぼうき]

(儀式用の玉飾りの箒) 1柄
長65.0cm 把径3.9cm

南倉18 金銀花盤
[きんぎんのかばん]

(花形の脚付き皿) 1基
径61.5cm 高13.2cm

中倉156 黒柿蘇芳染金銀山水絵箱
[くろがきすおうぞめきんぎんさんすいえのはこ]

(献物用の箱) 1合
縦18.0cm 横38.8cm 高12.5cm

中倉142 沈香木画箱
[じんこうもくがのはこ]

(献物用の箱) 1合
縦28.0cm 横44.6cm 高14.6cm

中倉14 東大寺開田地図 越前国足羽郡糞置村地図
[とうだいじかいでんちず えちぜんのくにあすわぐんくそおきむらちず]

(東大寺の荘園の地図) 1張
縦77.5cm 横110.5cm

中倉15 正倉院古文書正集 第十二巻
(山背国愛宕郡出雲郷計帳)
[しょうそういんこもんじょせいしゅう(やましろのくにおたぎぐんいずもごうけいちょう)]

(徴税の基本台帳) 1巻
縦27.9cm