


春日大社の参道沿い、博物館敷地の南側に造られた本格的な日本庭園です。面積は約4,000㎡、心字池のほとりに茶室・八窓庵がたたずみ、桜や紅葉が季節を彩ります。
博物館の歩みの中で、多くの茶人や貴賓をお迎えしてきた「隠れた名所」です。令和7年(2025)に開館130年を迎えるにあたり、皆様からのご支援により庭園にバリアフリーを含む再整備を行い、茶室をより近くで見ていただけることとなりました。
※庭園は都度公開日を定めます。公開日については、ウェブサイトでご確認ください。東西新館の開館日は園地側ピロティーからご見学いただけます。
茶室 八窓庵



博物館の庭園にたたずむ茶室・八窓庵(はっそうあん)は、もとは興福寺の大乗院庭内にあった茶室で、江戸時代中期の建物です。含翠亭(がんすいてい)ともいい、江戸時代の名茶人、古田織部(ふるたおりべ・1544-1615)好みと伝えられる多窓式茶室として有名です。興福寺塔頭慈眼院の六窓庵 (ろくそうあん 現在の所在は東京国立博物館)、東大寺塔頭四聖坊の隠岐録(おきろく 東京へ移建の後、戦災で消失)とともに、大和の三茶室といわれました。
この八窓庵は、地元に永久保存されることを望む奈良在住の篤志家数名の努力によって当時の帝国奈良博物館へ献納されたものです。明治25年(1892)に博物館の敷地に移設されました。
様式は四畳台目下座床で、草庵風になっており、入母屋造り茅葺で、天井は床前から点前座にかけて蒲天井とし、残りは化粧屋根裏になっています。
庭園・茶室再生のための改修工事
劣化が進んでいた庭園及び茶室を改修するため、2021年にクラウドファンディングを実施しました。554名様から1,202万円以上のご寄付をいただき、2022年におこなった改修費用の一部として使用いたしました。
クラウドファンディングにご寄附いただいた皆様は下記に記載しております。ご協力に感謝申し上げます。
改修後の庭園・茶室の模様は、YouTube「ならはくチャンネル」に公開しております。